世界の中心で、Why?をさけぶ

世の中右も左も分からないことだらけ。
そんな日常の記録です。
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# 重松清「疾走」
疾走
疾走
重松 清

あらすじ
寡黙な父と気弱な母、地元有数の進学高校に通う兄、
教会に顔を出しながら陸上に励む、中学生のシュウジの四人家族。
町に一大リゾートの開発計画が持ち上がり始めた頃、
一家は少しずつ壊れ始め、苦難の道へと追い込まれる。
15歳のシュウジが背負った苛烈な運命と、
想像を絶する孤独の軌跡。

お…重い…

いろんな方が感想で書いていますが、雰囲気がとても重い。
重松清の作品の中では、読後感のつらさは群を抜きます。
途中で苦しくなって、読むのを中断していましたが…
やはり気になって読み終えました。

私の読んだテーマは「孤独」。
それと、本人が為したわけではないのに背負わされる罪業。

なぜ?と思うのです。
なぜ彼が、こんな人生を背負わなければいけなかったのか?

ただ、多少のすれ違いをもつ家族は
日本中にたくさんいると思うのです。
寡黙な父、気弱な母、優秀でプライドの高い兄、
そんな家族はきっとたくさんいる。
そしてそれぞれが、本人なりに一生懸命だ。
その結果生まれてくる歪みを、
一体どうしたらいいというのだろう。

誰かと会って話ができる、声をかけてくれる、
ということは恵まれているのだな、と思いました。

帯に「比類なき感動のクライマックスが待ち受ける!」とあるのですが…
果たして、このラストを「感動」と言えるか。
そんなすっきりしたものではなくて、
「叫びたくなる」という感じに近い。
そしてそれは、決して爽やかな叫びではない。
「感動」と宣伝すれば売れる、という考え方は
止めてもらいたいなぁ。

映画化するそうですね。
この、静かで痛々しい狂気のような雰囲気を
どこまで再現できるのか…
あと性描写が多いので、苦手な方は要注意。

けむ評価 ☆☆☆☆・
それでもやはり、オススメの本です。
| comments(2) | trackbacks(3) | 18:23 | category: books |
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コメント
僕の読んだテーマは、「種」(ひまわりの種 ですが、「ハム太郎」を読んだ読後感想文では有りませんよ。)

確かに、新田の部分を先頭に、なかなか読み返そうとは、出来ません。
それでも、かろうじて、何度も読み返すのは、エンディング。

別の、ホームページ(ブログ?)には、以下のようなコメントを書きました。(その、10分後ぐらいに、これ書いています。)


”今、「疾走」読み終えました。僕も、いい本だと思いましたし、深く重いと感じましたし、・・・もう一度読み返さないだろうと思いましたし、でも、忘れないだろうと思います。
シュウジを愛した、ユリ、アカネ、  神父。その愛の中で育ってゆく望。
どこにでもいそうなシュウジのどんなところが、どんな性格が、彼女、彼らを魅了しているのだろう?

「流星ワゴン」も読みました。あの主人公が、未来を知ってどう変わったから、つながりが再生していった(していく)のだろうか?

僕も、振り返れば、早41歳。小学生のときは、1999年ハルマゲドンで、34歳以降の自分がぜんぜん想像できなかった歳を何年か越えました。かわいいい娘2人に恵まれ、幸せな毎日です。この本らの、”不幸な設定”に、「平凡な生活」を送ることの、むつかしさ、”ありがたさ”を感じます、が・・・
もっと笑い皺の似合う、おっさんになりたいと思う今日この頃です。”


望が、愛の中でなんて、・・・勝手な思い込みです。勝手に、ハッピーエンドにしています。  そんな自分は、普段理づめで考えている人なのに、わりかし、天然なのかなあとも、思います。

明日は、次女の幼稚園の運動会。長女は、先週の日曜日、小4のリレーの選手で出場し、2人抜きました。負けず嫌いの次女も、「私も速い」と言いますが、個別の疾走は無く、クラスリレーです。去年は、疾走で1位になれなくて、悔し涙を流していました。今年は、どんな言葉を掛けてやれるか・・・?
日曜日は、末期がんのおばの見舞いに、家族で行きます。(正直、おばということで、僕自身、どこか他人事のような感があります。)


想像だにしなかった”父親”に自分は、なりきれるか・・?(いつでも、帰れる場所で、
  だから、背後を気にしないで、どこへなりとも自由に行ける  安心感を持たせてやれるか?)
考えることは多い、そんな年頃です。
| かつじん | 2006/09/30 1:18 AM |

かつじんさん、コメントありがとうございました。
「疾走」、確かにあれから読み返してはいませんが、
10ヶ月近くたったとは思えないほど記憶に残っています。
内容というよりは、雰囲気が…
自分が日常で感じている違和感や迷いを
否応なく突きつけられた感じがしています。
「流星ワゴン」は未読です。読んで見ようと思います。
| けむ | 2006/10/02 1:28 PM |

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疾走 [重松清]
疾走 上重松 清〔著〕 amazonでレビューをみる オンライン書店BK1でレビューをみる 広大な干拓地と水平線が広がる町に暮す中学生のシュウジは、寡黙な父と気弱な母、地元有数の進学校に通う兄の四人家族だった。教会に顔を出しながら陸上に励むシュウジ。
| 玉葱の本棚 | 2006/01/10 12:50 AM |
リリー フランキーの東京タワー
ココリコミラクルタイプにも出ている リリーさんの本です
| くちこみ評判良品 | 2006/04/17 7:29 PM |
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